
日本人は元々はお肉を食べる習慣はありませんでした。
飛鳥時代の天武天皇の頃(なので1300年以上の歴史があります)から肉食禁止令が出され国策の基本でした。
仏教の観点からも肉食は忌み嫌われ今でも精進料理として残っています。
一般的に肉を食べる人は野蛮と思われていました。
隠れて口にしていた者はいたでしょうが高貴な位の人ほど肉食はせず、一般庶民もほとんど口にしませんでした。
日本人がお肉を口にする様になったのは、欧米に追いつけ追い越せとなった明治の頃、明治天皇が一般の人への肉食禁止の風習を解く為に初めて口にされてからです。
それからは、一般の人達もお肉を食べる様にはなりましたが、年に一度のお祝いの日などに飼っている鶏を絞める位でした。
欧米からの時代の流れで現代の様に肉食中心になりましたが元々食肉の風習がなかった為、日本人には合わないのだと思います。
当たり前に毎日の食卓に上る様になってまだ40年程です。
現代病の原因はまさしく肉食かもしれません。
そして今、皮肉な事にヴィーガンの波は欧米から押し寄せて来ています。
日本人本来の肉食を嫌う風習から欧米の波に押されて肉食になり盛んに食べられる様になった昭和50年代以降の40年
そして現在、また欧米からの逆輸入の形で「ヴィーガン=オシャレ」な感覚で入って来ていますが本当の日本本来のヴィーガンを見直しましょう。
因みに日本人が肉を食べなかったのは命の大切さからです。
日本は世界に類を見ない生き物を大切にする国民でした。
なので今も牛や馬、鯨など動物を弔うお墓、塚が至るところに現存しています。
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